FATSHARK 電源ボックスを修理する

FATSHARK の電源で相変わらず悩んでいる。
https://papalagi.org/blog/archives/681
前記事にあるとおりUSB給電でしばらくしのいでいたのだけど。

普及活動が多いので人へ貸し出す時に、ケーブルが長いUSB給電は取り回しが悪くイヤになってきた。
そんな中、FuriousFPV から Smart Power Case の v2 が出た。
なにが変わったかというと昇圧レギュレータがついたので、18650のバッテリが端まで使えるようになった。
今までのヤツって、FATSHARK が電圧降下でピーピー言い始めても、実際は40%ぐらい残っていたり。
まあそれぐらい最初からついててもよかったんだよね。いくらもしない部品だし。
蓋もスライド式になったので、まーいっちょ試してみるかと購入。
また1ヶ月経たずにケーブル断線。うおー。

いよいよ腰を据えて、これまで断線した電池ボックスをかき集めて分析することにした。
先に結論を言うとケーブルと取り回しがダメ。設計ミスレベル。
電源はシリコンのケーブルが2本を皮膜で束ねている。
シリコンの皮膜は柔らかいので導線の補強にはなっていない。
加えて電池ボックスの出口部分が曲げて押さえられている構造。
ハンダに直接力が加わらないようにって工夫なのかもしれないが、そこに曲げ荷重がかかり常に引っ張られている。
その結果、繰り返し曲げを行うことで、内部の導線だけが引っ張られて金属疲労で断。
慎重にカッターで剥いたら、みんなそこで切れていた。

折り曲げて保管し、持って歩き回っている(毎日だ)ウチに振動とかで切れたのだろうと予想。

対策を施すために電線のプロ、オヤイデ電気に持っていって相談した。
7.4v で最大 500mAh ぐらいまで。
ベストな電線はなんだ? → 曲げにも強い同軸ケーブル。
PVCとかのが曲げに強そうだけど、曲げて使うのでシリコンの同軸ケーブルとした。
ブツはこちら。
https://oyaide.com/catalog/products/p-1996.html
太さといい、手触りといい、これなんか記憶にある・・・。
と思ったら、SHURE SRH1540 の純正ケーブルと同じ感じだった。
用途的には似ているのではないか。十分な強度も期待できそうだ。

早速これを使ってケーブル交換。
オーディオ向けハッタリ金ピカコネクタを採用。
https://oyaide.com/catalog/products/dc-2-1gl.html
明らかに重いので普通のプラスチックのヤツを強くオススメします。
https://oyaide.com/catalog/products/mp136l.html
でも金ピカコネクタ、周囲のウケはよかったです。

電池ケースをバラすのもノウハウですよ。
FATSHARK の 18650 はシール(電池の向きとか書いてある注意書きがシールになってる)の中に2本ビス隠れてる。一番簡単。
赤電池ケースも v1、v2共にシールの中に2本ビスが隠れてる。
ケースの加工精度はひどいシロモノで、液晶パネル外れない。
一部切り欠いてハンダ部分を露出させて配線。シールで蓋。
FATSHARK の USB充電タイプは嵌め合わせだけ。
通電状態での加工になるので順番とか注意。
ショートすると保護回路が働くらしく、その場合は MicroUSB で給電したらリセットするみたい。

これで1ヶ月半ぐらい乱暴に扱ってみたが、前よりは強度がありそうで、ここまで断線はしていない。
とにかく出先でつながらない時が一番腹立つので、他の手段も準備しておくのがいいと思う。
DJI FPVゴーグルと共用考えると、いっそ 3S の電池ボックス作ったほうがいいのかもな。
電源の悩みはまだ続きそうだ。