DJI Digital FPV ゴーグルのアナログRX運用

FATSHARK HDO2 やら Orca やら Skyzone Sky03Oやら。
新型ゴーグルが目白押し。
周りでも購入者が出てきましたが、あちらが立てばコチラが立たず。
うーん悩ましい。
ここはしばらく DJI FPV を活用してしのぐのもありではないか。

ということで、ものすごいややこしいことをして、5.8GHz VTX 映像を、DJI Digital FPV ゴーグルで受信できるようにしてみた。

いよいよもってイカツイな。おっさん大丈夫か。

いろいろ部品も揃えて試してみたけど、最終的にはこの構成になった。

技適ある上に、お金かけて業務局を開局しているので、無改造ですむコチラをチョイス。
https://jp.banggood.com/URUAV-5_8G-RX-PORT-2_0-DJI-Digital-FPV-Goggles-Simulation-Receiver-Board-for-DJI-Fatshark-FPV-Goggles-p-1605285.html
レシーバーは使い勝手がよく、映像のキレイな RapidFire を使いたかったが、RapidFire はチャンネル切替のたびに切れるというトラブル。
しゃーないので、予備部品になっていた Eachine PRO58 RX を使った。

DJI ゴーグルは双方向通信で、ほっといても電波出してしまう。
ということで、4つあるアンテナにはダミーロードを設置し、電波を遮断してみた。金色の角がそれだ。
今度、電波暗室に持ち込んで漏れてないか計測してみる。
(写真のものは業務局申請済のもの為念)
これによって業務局を開局しなくても、このゴーグルを使うことができるはず。
値段は550ドルぐらいで、まあ改造とかいるけど、ハイエンドクラスの他社ゴーグルと十分戦える価格帯になる。

電源は 12v 以上を要求され、実は電源関係がめんどい。
XT60 端子に5インチ用バッテリつなぐのが、一番確実ということになった。
スイッチを増設してあるが、再ブートに時間がかかるので、基本入れっぱの運用になりそう。

で、使ってみてどうだったか。
見える画面はキレイで大きい。
HDO2 の見た目に一番近いかな。
個人的に遅延はそれほどないように思う。
私程度が飛ばすのには支障はなかった。
ゴーグルのブートに時間がかかる。
ブート後「AV IN」を選択する一手間あり。
DVR は録画ボタンを押すことでできる。

DVR の比較映像がコチラ。(比較動画つくった)

DJIゴーグルは 718×480 のH.264 で録画してくれる。(typoしとる、、)
FATSHARK は 640×480 の MotionJpeg。
比較するとわかるが、DJIゴーグルは録画範囲が広い。(電池マークで比較)
DJIゴーグルのほうが録画品質が高そうだが、なにぶん受信機の性能に差がありすぎ。
PRO58 RX のファームを AchilleΣ にしたら、ちっとはマシになる?
https://achillesfpv.eu/

あとこの形状もあって、ちょっとかさばる。
毎日ドローンバックを運ぶ身としては、なんかケース探してこないとなと思う。

DJI ゴーグルは、現代っぽいちゃんとした製品だなあと思うが、細かい使い勝手がアレ。
FATSHARK は使い慣れたのもあって、一連の作業はさっくりできる。
あとはそうだなあ、DJIゴーグルは、メガネかけて使うことができる形状になっているので、おもったより箱メガネ的。
それゆえ上のゴムが威力を発揮するのだが、この形状だと、ゴーグルをちょっとおでこにあげるとか、首に巻いて動くとか、そういうのに適さない。
箱メガネの時の悩み再びって感じだ。

しばらくこれを使ってみるかなーって思ってる。

2021/4/8追記。
この記事から随分たちました。
取り回しがめんどくさくて、けっきょくFATSHARK HDO2使ってます。
さて、DJI FPV ゴーグルは v2 となりました。

DJI FPVについてくるもので、デザインとかほとんど差はないやつです。
ゴーグル本体も日本で購入可能になりました。
しかし、このアナログ入力機能については使えないようです。
説明書にもいかにもできそうな感じで書いてあるけど使えないそうです。
ということで、念の為追記しておきました。

Nutmeg ナツメグ

日本特有の200g未満というルールをフルに活用するためにペイロードを稼せげる、Donutとか、爬虫類(Reptile Cloud)とかを使ってる。
いろいろ載せられて大変重宝している。
多少重くなろうとも GoPro マウントでアレコレ搭載したり角度つけたり。

Osmo Action 載せて撮影し、その撮影できるレベルの違いに驚いた。
でも屋内で使うのにはちょっと大きい。屋内でも使いたい。まあ飛ばせんこともないけど
そうしたニーズに、GoPro を分解して 20g近辺まで軽量化する「剥きプロ」。

WTW で 65mmに搭載されたの見たことある。

これはスゴい。pipi FPV さんの製作したと後日知る。

しかし GoPro 安くないし、ぶつけるのは日常だし。
チャンスできたらやるだろうけど、他に方法ないのか。

ということで、Shendrone の Nutmeg。
http://www.shendrones.com/nutmeg
ダクトファン式を目一杯小型化したもの。
この製作過程もおもしろい。
1408とかのごっついモーターを載せて、4インチとか5インチの羽をカットして利用する。今回はメルカリでジャンクをゲットした。
いつものルール(飛ぶのに必要なものだけ)で重量を計測すると、U199 は余裕で達成。(4S-450mAh)
4S-650mAh までは搭載可能。3Sは馬力足りず。
カメラとVTXに軽量化の余地あり。

コピー品がすぐ流通する仁義なき中華の世界でも、これは他から出てこない。
飛ばした感じは、プロペラ小さいってこういうことかなーというピーキーな感じ。
ペイロード150gぐらいは確保できそうだ。
屋外はこの形状だと独特の影響が出るだろうから慣れが必要か。
デカい FC を 45度傾けたマウントとなるので、組み立ての時はジャイロの設定に注意。
なんかヘンテコなのが飛ぶと、妙な高揚感ある。

いっぽう BetaFPV は 95X を出すらしい。
https://betafpv.com/collections/brushless-frame/products/beta95x-frame-kit
DJIのデジタルVTX、Caddex の Vista を載せるらしい。
デジタルFPV がすすむなあ。

あとは Ethix の Cinerat が気になる。
https://www.team-blacksheep.com/products/prod:cinerat_cfhw
今年は電子ジンバル付きのカメラ搭載が盛り上がりそうな感じ。

次回はこのあたりの紹介ですかね。

HDMI を UVC にする ezcap269

便利な HDMI キャプチャーみつけた。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07Z48YTG4

1/13に行われた銭湯レースへお手伝いに行ってきた。
その時のライブ配信映像がコチラ。

こちらの配信に使ったのが、ezcap269 であった。
いろいろ相談しながら直前に導入し、人柱覚悟でやったが9時間無事完走。

これは何がスゴイか。
ezcap269 は UVC(USB Video Class)、つまり Webカメラの類にしてくれるので、ドライバとかなく簡単に取り込み可能。
FPV する人だと、PC用の 5.8GHz 受信機を持っていると思うが、つまりアレ。他にも電子顕微鏡とか耳かきとかチラホラあるよね。

4K は FullHD に変換される。30fps か 60fps を利用可能。
まあ保管用途ではないので、FullHD も出せれば十分。
そして 720p のものをアップスキャンはしてくれないようだ。
その他の製品との比較はコチラが詳しい。
http://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?p=55113&sid=f6ee124b2358f295a2dc616d23ddc535

UVC は標準規格なので、これを使うと各種 OS でドライバ入らずで利用可能。
Windows、Mac、Android、ウチが一押しの ChromeOS でも利用可能。
ついでにバスパワーで動くという、このお手軽さ。
OTG で Android とかに接続すると、ヘッドレス運用のラズパイの HDMI 出力を、スマホでモニタ化することができたりする。便利だ!
アプリは選ぶが、ウチの Opneplus7pro でも利用可能であった。(バスパワーで動いた)
その他にもビデオチャットツールでカメラを切り替えたりすると、少人数には遅延なしで配信できたりするかもしれないね。

一部の人は気になるかもしれない HDCP だが、どうも設定を忘れているっぽい。
まあこれは「これは映るがこれは映らん!なんでや!」とかに悩まなくて済む、と解釈しよう。

アルミのケースに入って頑丈かつ軽く、キャプチャデバイスとしては1万程度と安価。なにかと活用可能なので、ピンとくる人は押さえておくといいと思う。

Kibana を日本語UIにする

ブログ再開して1年経過しました。
さて昨年一番の人気記事はコチラでした。

Elasticsearch 7.0.0 がリリースされるもアップグレードでハマる
https://papalagi.org/blog/archives/437

ドローンブログなのに!(注:ドローンブログではありません)
Elasticsearch は優秀で、我々のような素人筋にも活用できるナイスツール。
ホント便利なので、みんなも使ったらいいと思う。
現在 7.5.0 まで順調にアップデートされ、使い切れないぐらい機能追加されています。

Elasticsearch というと、なくてはならないのが可視化ツール Kibana。
コチラのUIが英語だったので、紹介してもなかなかとっつきにくいところもあった。
が、いつの間にか日本語リソースが提供されているのをイマサラながら知る。
https://github.com/elastic/kibana/commit/66bb463e5cfebafae0eb15eaa863e0417095674e
去年の5月じゃん!

ということで、早速試してみた。
ウチのは ubuntu なので、/etc/kibana/kibana.yml を修正する。
一番最後のこの行。

#i18n.locale: “en”
↓これに変更
i18n.locale: “ja-JP”

あとは Kibana を再起動するだけ。($ sudo systemctl restart kibana)
果たして日本語になった。なんて簡単。

英語慣れしすぎて逆に違和感が。(英語UIのまま使ってたあるある)
その筋の人たちはみんな知ってるのかもしれないけど、孤独に使っているとなかなか気づかないというお話。