thatgamecampany の「Sky」がスゴい

帰省しました。

ドローン飛ばしたれーと持ってきたのですが、充電につかう XT60コネクタのアダプタがいきなりの故障。詰んだ。
充電できねー。どうするか。
ドローン関係は、こういうトラブルに何度となく遭遇し、それなりにコンテンプランも考えながらやっているが、それはいつも想像もつかないところから突然に。これってなにかに似てる?

閑話休題。

マニアックなゲームグッズを扱うFangamerから新製品情報のメール来た。
https://www.fangamer.jp/
「風ノ旅ビト」のTシャツ、ついに売り出したのか。
沸き立つ我が家。年末年始は配送停止してるとのこと。いったん落ち着いた。

「風ノ旅ビト」に代表される thatgamecampany は、すばらしい作品を作る。
音楽も世界観も正直大好き。なのに寡作。
繰り返しその世界に浸りたいが、iOS ない我が家には PS3 ぐらいで困ってた。

そしたら。
なんか12/12にAndroid版の「Sky」出てた。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tgc.sky.android
マジか。ずっとiOSで作ってたのはしていたが正式リリースにあわせてついにこっちにも来てくれたか。
さっそくやったが、ああこれは thatgamecampany だ。
マルチ対応してるのだけど、このメーカーらしいマルチプレイだ。ソシャゲ?
継続的なコンテンツ提供もしていく模様。
どうしても寡作になるしかなかった thatgamecampany だが、この運営方法がマッチするだろうか。

調べたらこれまでの製品もiOSが一番対応多い。
「風ノ旅ビト」も Android に来て欲しい。有料でいいから。

FATSHARK 電源ボックスを修理する

FATSHARK の電源で相変わらず悩んでいる。
https://papalagi.org/blog/archives/681
前記事にあるとおりUSB給電でしばらくしのいでいたのだけど。

普及活動が多いので人へ貸し出す時に、ケーブルが長いUSB給電は取り回しが悪くイヤになってきた。
そんな中、FuriousFPV から Smart Power Case の v2 が出た。
なにが変わったかというと昇圧レギュレータがついたので、18650のバッテリが端まで使えるようになった。
今までのヤツって、FATSHARK が電圧降下でピーピー言い始めても、実際は40%ぐらい残っていたり。
まあそれぐらい最初からついててもよかったんだよね。いくらもしない部品だし。
蓋もスライド式になったので、まーいっちょ試してみるかと購入。
また1ヶ月経たずにケーブル断線。うおー。

いよいよ腰を据えて、これまで断線した電池ボックスをかき集めて分析することにした。
先に結論を言うとケーブルと取り回しがダメ。設計ミスレベル。
電源はシリコンのケーブルが2本を皮膜で束ねている。
シリコンの皮膜は柔らかいので導線の補強にはなっていない。
加えて電池ボックスの出口部分が曲げて押さえられている構造。
ハンダに直接力が加わらないようにって工夫なのかもしれないが、そこに曲げ荷重がかかり常に引っ張られている。
その結果、繰り返し曲げを行うことで、内部の導線だけが引っ張られて金属疲労で断。
慎重にカッターで剥いたら、みんなそこで切れていた。

折り曲げて保管し、持って歩き回っている(毎日だ)ウチに振動とかで切れたのだろうと予想。

対策を施すために電線のプロ、オヤイデ電気に持っていって相談した。
7.4v で最大 500mAh ぐらいまで。
ベストな電線はなんだ? → 曲げにも強い同軸ケーブル。
PVCとかのが曲げに強そうだけど、曲げて使うのでシリコンの同軸ケーブルとした。
ブツはこちら。
https://shop.oyaide.com/products/p-1996.html
太さといい、手触りといい、これなんか記憶にある・・・。
と思ったら、SHURE SRH1540 の純正ケーブルと同じ感じだった。
用途的には似ているのではないか。十分な強度も期待できそうだ。

早速これを使ってケーブル交換。
オーディオ向けハッタリ金ピカコネクタを採用。
https://shop.oyaide.com/products/dc-2-1gl.html
明らかに重いので普通のプラスチックのヤツを強くオススメします。
https://shop.oyaide.com/products/mp136l.html
軸は2.5mmと2.1mmがメーカによりマチマチみたいですが、2.1mmが正しいようです。
(どっちでもいけるみたいだけど)
でも金ピカコネクタ、周囲のウケはよかったです。

電池ケースをバラすのもノウハウですよ。
FATSHARK の 18650 はシール(電池の向きとか書いてある注意書きがシールになってる)の中に2本ビス隠れてる。一番簡単。
赤電池ケースも v1、v2共にシールの中に2本ビスが隠れてる。
ケースの加工精度はひどいシロモノで、液晶パネル外れない。
一部切り欠いてハンダ部分を露出させて配線。シールで蓋。
FATSHARK の USB充電タイプは嵌め合わせだけ。
通電状態での加工になるので順番とか注意。
ショートすると保護回路が働くらしく、その場合は MicroUSB で給電したらリセットするみたい。

これで1ヶ月半ぐらい乱暴に扱ってみたが、前よりは強度がありそうで、ここまで断線はしていない。
とにかく出先でつながらない時が一番腹立つので、他の手段も準備しておくのがいいと思う。
DJI FPVゴーグルと共用考えると、いっそ 3S の電池ボックス作ったほうがいいのかもな。
電源の悩みはまだ続きそうだ。

DJI Digital FPV ゴーグルにアナログVTXを映す

そろそろ FATSHARK HDO2 が出回りはじめました。
この時期に気になる比較をしておかねば。

DJI Digital FPV が飛んだという話をした。
DJI Digital FPV ゴーグル(以下、DJIゴーグル ← 従来製品もあるけどこれで)は、すごく視界が広く明るい。
高解像度の映像なのであたりまえだが、メガネも使える形状、重量、フィット感、エアフローなど、現代の製品だなーと思える。
画面が近いので目を動かさないと全部見れないとか、電源が進化してないとか、まあケチをつけられるところはあるけど。

iFlight から従来のアナログRXを搭載するパーツを売っている。
取付動画がコチラで出ている。
https://youtu.be/KT728JSkFHo
BECで 5v 作って供給し、AV IN のビデオ入力に直付けという方法。
ややこしい業務無線局を取得した技適品をバラしてこれやるというのは、ちょっとどうでしょうね。
まずはせっかくついている AV IN の端子を利用して、どんな感じか試してみて、その後の展開を考えていく。
FATSHARK の AV OUT から DJIゴーグルの AV IN にケーブルつないで映すのが簡単か。

さて端子を調査してみよう。
DJIゴーグルの AV IN 端子の情報はあんまりでていないが、いろいろ調べてみるとどうも 3.5mm 4極、それも OMTP っぽい。
FATSHARKは以前DVR画質向上を取り組んだときに調べたとおり OMTP。
つまり先っちょから「白赤黄黒」の並び。
3.5mm 4極のストレートケーブルを挿せばそのまま映る。

遅延はそれほど出ていないように感じる。
アナログ入力されたのを、なんらかの方法でアップスキャンしていると思われるので、遅延はゼロではないと思う。
得られる画像の解像度は高い。液晶パネルの性能も高いので品質は向上した。
DJI FPV の画角より少し小さくなるが、十分キレイな映像が得られる。
v01.00.01.00 のファームでは DVR 機能が使えなくて、これは困った・・と思っていたが、12/2 リリースの v01.00.02.00 で DVR も使えるようになった。
なんか他にもアナログ入力周りのバグフィックスもされているらしく、DJIはこのあたりもちゃんとしてくれてる模様。
これによりゴーグルでの録画映像は高品質になった。

これは結構イケるのではないか。
しかし FATSHARK 持って歩いてゴーグルつなぐのも、本末転倒なところもある。
アナログRX(RapidFireとか)からビデオ出力のみを取り出す簡単パッケージ(Dockingみたいな)を作成する必要はありそうだ。
と思っていたらアナログRXをつけるこんな製品が出てきた。タイムリー。
https://www.banggood.com/URUAV-5_8G-RX-PORT-2_0-DJI-Digital-FPV-Goggles-Simulation-Receiver-Board-for-DJI-Fatshark-FPV-Goggles-p-1605285.html

本体の固定方法も考えないといけない。
と思っていたら、本体を固定できそうなゴムヒモが。タイムリー。
https://www.banggood.com/ja/WLYL-Faceplate-Head-Strap-for-DJI-Digital-FPV-Google-Face-Plate-Head-Band-Eye-Pad-Lycra-Skin-friendly-Fabric-Replacement-p-1589958.html

加えて今回の DJIゴーグルは業務無線局をとったシロモノだが、使うたびに JUTM に登録するのか。
そういうワケにはいかないので、4つあるアンテナをダミーロードにし、電波出ないようにして電波法に適合しない運用にしてしまえばよいのでは。
これについては、電波漏れていないかチェックも必要かもね。

回りくどいことをやれば、DJIゴーグルを日常で使っていけそう。
という提案。