DJI Digital FPV ゴーグルにアナログVTXを映す

そろそろ FATSHARK HDO2 が出回りはじめました。
この時期に気になる比較をしておかねば。

DJI Digital FPV が飛んだという話をした。
DJI Digital FPV ゴーグル(以下、DJIゴーグル ← 従来製品もあるけどこれで)は、すごく視界が広く明るい。
高解像度の映像なのであたりまえだが、メガネも使える形状、重量、フィット感、エアフローなど、現代の製品だなーと思える。
画面が近いので目を動かさないと全部見れないとか、電源が進化してないとか、まあケチをつけられるところはあるけど。

iFlight から従来のアナログRXを搭載するパーツを売っている。
取付動画がコチラで出ている。
https://youtu.be/KT728JSkFHo
BECで 5v 作って供給し、AV IN のビデオ入力に直付けという方法。
ややこしい業務無線局を取得した技適品をバラしてこれやるというのは、ちょっとどうでしょうね。
まずはせっかくついている AV IN の端子を利用して、どんな感じか試してみて、その後の展開を考えていく。
FATSHARK の AV OUT から DJIゴーグルの AV IN にケーブルつないで映すのが簡単か。

さて端子を調査してみよう。
DJIゴーグルの AV IN 端子の情報はあんまりでていないが、いろいろ調べてみるとどうも 3.5mm 4極、それも OMTP っぽい。
FATSHARKは以前DVR画質向上を取り組んだときに調べたとおり OMTP。
つまり先っちょから「白赤黄黒」の並び。
3.5mm 4極のストレートケーブルを挿せばそのまま映る。

遅延はそれほど出ていないように感じる。
アナログ入力されたのを、なんらかの方法でアップスキャンしていると思われるので、遅延はゼロではないと思う。
得られる画像の解像度は高い。液晶パネルの性能も高いので品質は向上した。
DJI FPV の画角より少し小さくなるが、十分キレイな映像が得られる。
v01.00.01.00 のファームでは DVR 機能が使えなくて、これは困った・・と思っていたが、12/2 リリースの v01.00.02.00 で DVR も使えるようになった。
なんか他にもアナログ入力周りのバグフィックスもされているらしく、DJIはこのあたりもちゃんとしてくれてる模様。
これによりゴーグルでの録画映像は高品質になった。

これは結構イケるのではないか。
しかし FATSHARK 持って歩いてゴーグルつなぐのも、本末転倒なところもある。
アナログRX(RapidFireとか)からビデオ出力のみを取り出す簡単パッケージ(Dockingみたいな)を作成する必要はありそうだ。
と思っていたらアナログRXをつけるこんな製品が出てきた。タイムリー。
https://www.banggood.com/URUAV-5_8G-RX-PORT-2_0-DJI-Digital-FPV-Goggles-Simulation-Receiver-Board-for-DJI-Fatshark-FPV-Goggles-p-1605285.html

本体の固定方法も考えないといけない。
と思っていたら、本体を固定できそうなゴムヒモが。タイムリー。
https://www.banggood.com/ja/WLYL-Faceplate-Head-Strap-for-DJI-Digital-FPV-Google-Face-Plate-Head-Band-Eye-Pad-Lycra-Skin-friendly-Fabric-Replacement-p-1589958.html

加えて今回の DJIゴーグルは業務無線局をとったシロモノだが、使うたびに JUTM に登録するのか。
そういうワケにはいかないので、4つあるアンテナをダミーロードにし、電波出ないようにして電波法に適合しない運用にしてしまえばよいのでは。
これについては、電波漏れていないかチェックも必要かもね。

回りくどいことをやれば、DJIゴーグルを日常で使っていけそう。
という提案。