ライトウェイトOneXへの道

ライトウェイトOneX 1号機。

「剥きプロ」で GoPro の軽量化が活発。
世界中でいろんな人がやっていて、いろいろ便利な部品とかも開発されてる。
そんなことやってるウチにメーカーからも出てきそう。
アクションカメラは構成部品が少ないので、パクりやすいので GoPro もシンドいことになっている。
それでもソフトウェア処理の部分に価値があるので、みんな剥いてでも使いたい。
そんなことを「剥きプロ」は教えてくれる。

同様の電子ジンバルでスタビライズを行うものに、全天球カメラがある。
構造上前後に剥き出しのカメラを設置する必要からどうしてもデカく重くなる。
Insta360OneX で実測113gぐらい。GoProあたりの重量。Ryloとかも同じあたり。
半天球にして、機能を目一杯絞り込んでわずか18gの意欲的な製品「Insta360Go」もあるが、あとちょっと性能が足りない。
「上位機種も試してください」と言わんばかりの、この加減具合も Insta360、うまい。

そんなこんなで、全天球動画が欲しい時は、ダクトフープに Insta360 OneX を載せて撮影してた。
実際使うといろいろ気になるところがあるが、一番気になるのはやはり重量。
スティック形状なのでバランスがよくないのとか、総重量の問題で取り回しがよくない。
(着地でビヨンビヨンする ← 伝わるか?)
解決するには・・・軽量化しかない。

ということで、例によって前フリがクドかったです。
あんまり見渡しても情報のない Insta360 OneX を分解・軽量化してみたよ。
レッツ Tear Down。

またまた安く中古品を仕入れてきました。
電池の横にネジ。
底辺にもネジ。
MicroUSBにもネジ。
上部にもネジ。
割れた。基本構造として、上がレンズで下部にある基盤とフレキでつながる。真ん中は電池と液晶。
フレキ下部のココにもネジ。
基板部が外れた。カメラのところにアンテナがまわっている。
カメラ周辺のネジはこのあたり。
3枚おろしができた。GoProと比較すると日本製品っぽいつくり。
基盤部をさらに分解。
ネジとか。
マイク部にネジとか。
基盤は間にヒートシンクを挟んだ構造。
ネチョっと取ってしまう。
電池端子。組み込んでからハンダしてるっぽく、電池ボックス側をニッパーで切ってからネジを取る。
分解完了。
ケースを抜いた最小構成で測定。思ったより軽くない。悲しいことに剥きプロほど軽くはならない。
電源はコチラ。プラスとマイナスと真ん中のT。Tは温度センサーで、つまり保護回路。

ということで、ひとしきり分解まで完了した。
当初は MicroUSB からの電源で動く。
いつものように電池部分にバッ直で 5v を入れ込む方法にし電池を削減。
液晶とマイクは軽量化のために削減。
その他ケースのいらない部分を削減。
で、できたのがコチラの1号機。

ライトウェイトOneX 1号機

無改造と比較してみよう。

42gぐらい削減。大体2/3軽量化。
あと低重心化できた。
これで撮影できるところまで確認できた。
バラしちゃうと技適なくなっちゃうので注意ですかね。
85クラスに載せるにはもうひと頑張りという感じか。

今回はいつになく、すごい細かい写真を載せてみましたが、みんなもバラそうぜ!
そして情報くれ!ということです。何卒。