リアルでコロナな日々だからパンデミックなものなんてウンザリなんでないの?
「コロナを予言した小説」というのがチラホラ話題だ。
「首都感染」とか「ペスト」とか。
ちょっと検索したら「夏の厄災」というのもそうだとか。
それどころかもっとズバリなものもある。
武漢の研究所から漏れた「武漢ー400」という未知のウイルスが世界に広がり問題になったという、1981年に出された小説「The Eyes of Darkness」。
https://www.visiontimesjp.com/?p=4573
これはオチがある。
1981年に出た当時は東西冷戦もあり、ソ連の都市「ゴーリキー」(マクシム・ゴーリキーの出身地)から出た「ゴーリキー400」というウィルス名だったが、冷戦終結後の1989年に「武漢-400」と変えたらしい。
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Eyes_of_Darkness?fbclid=IwAR0yTqJhWdfJbOG1lR9RbEj0LM9fBlp4mRECSYPabVuKi1fa_KFGbyJRUXk
なお「ゴーリキー」はその後、1990年に「ニジニ・ノヴゴロド」という都市名に変わる。
当時そういうきっかけがあって、いまそれこそ話題になってる武漢の研究所を元に、変更を思いついたのかもしれない。
武漢の研究所は意外に歴史が長く1956年からあるそうだ。
当時の中国は大国ではあったが、今のように経済の中心に来るには想像もつかない時代だ。
まあそれでも30年前の時点で「あるかもしれん」と思い小説にしたのだろう。
実際に起こるというのは「事実は小説より奇なり」としか言いようがない。
なお、2月時点で武漢の研究所から漏れたのでないかという話は、中国ならありそう、で、陰謀論半分って感じだったが、当時は当事者意識もなかったので、ハハッそんなこともあるかもね!ぐらいの扱いだったと思う。
このところトランプが証拠があったとか言い出したので、ホント小説かよって展開になってる。
それはさておき。
この手のパンデミックものって、やっぱり突き詰めるとゾンビだと思うんですよ。
感染したら攻撃側にまわるという基本ルールとか。
医療崩壊後のパンデミックの最後の形はゾンビでないか。
「コロナをぶっとばせ」そう考えたのかどうかわからないですが、EpicGames が「World War Z」というゾンビ撃退ゲームを 3/28~4/3 無料配布していた。
これはプラピの映画「World War Z」を参考に、大量のゾンビ(一画面に500体)をコレでもかと出して、それをバリバリとなぎ倒す、由緒正しき FPS、それも Coop モノだ。
ゲーム脳がけしからんってヤツですよ。不謹慎ってヤツですよ。大好きですが。
どこかで実況動画を見てもらうといいんですが、ホントびっくりするぐらいワサワサとやってきて、脳内からヘンな汁出るのを体験できる。
「シリアスサム」と「無双シリーズ」組み合わせたみたいな。
ちょうど1年ぐらい前にリリースされたので最新。町並みも含めて大変リアル。
これに衝撃受けてですね。
ブラピの映画は見たことあったので、まああれだよなーで終わったのですが、ゲーム側で各都市にわけたエピソードは原作からという話があり、原作が気になり読み始めた。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00C1V3JFO/
そしたら映画はまったく関係ない、大変ちゃんとした小説だった。ハリウッド映画とわ・・
ゾンビが発生した各地で、いろんな人にインタビューする形式のオムニバスになってる。
地下鉄サリン事件の「アンダーグラウンド」みたいな感じといえばわかるか。
コロナ終わったあとに、こういうの出てくるかな。いろんなドラマがあるだろう。
現実に自粛とかやっている今だからこそ、咀嚼し直すのは貴重な体験ではないだろうか。
ロメロのゾンビはそもそも共産主義者を揶揄したものとか、ドラキュラの変形とか、ゾンビについてはいろいろあるが、そのあたりも含めて不謹慎でB級なゾンビは味わい深くていいなと思う。