ラズパイ用 Ubuntu18.04LTS がオフィシャルから配布開始

ラズパイ用の Ubuntu server イメージが、Ubunbu オフィシャルから配布開始したとのこと。

http://cdimage.ubuntu.com/releases/bionic/release/

ホントだった。
18.04 LTS は 2018年4月にリリースされた LTS (Long Term Support)。
通常 LTS は 5年間なのだけど、なんと 18.04 については 10年間行うと宣言。(2028年4月まで)
ありえん長さ。
全部のアプリが動くか、その頃使い物になってるかわからない。
それでもコレで Linux のお作法を覚えると、長期間ムダにならないので、入り口としてはよいのかもしれない。
ポンコツスクリプト動かすぐらいならイケるだろうし。あとROS2使いたい人はこの選択もあるか。

ということで、早速 ARM 64bit をインストールしてみた。
ラズパイ2B v1.2 から Cortex-A53 という 64bit SoC(AArch64)を搭載していたが、従来機や Zero系の対応もあり、Rasbian は 32bit のみの提供されてきた。
オフィシャルからの提供で 64bit も一般的になるのではないか。

64bit 化で、整数、浮動小数点が高速化し、メモリ幅も増えていろいろ効率アップが見込まれる。
まあそんなにガリガリ動かす用途はラズパイにないが、効率が良いのに越したことはない。

使うのは簡単。
いつもどおり、イメージをダウンロードして、SDカードに焼き付ける。
サイズは 2.6GB あるので、4G 以上の SDカードを準備しよう。
焼き付け終わったら電源投入でブートする。
今回は ラズパイ4B/2G版を使って実験してみた。
配布ページに書いていないけど、初期 id、pass共に「ubuntu」。
最初のログイン時にパスワードを更新する。

まあ、あとはいつもの Ubuntu Server。
初期導入されているパッケージは最低限っぽく、Rasbian のように吊るしでなんとかなるってことはない。
ネットワークで必要なパッケージを集めてこよう。
なのだけど、本体についている NIC 以外は標準で使えないようになっている。
いろいろ事情があって、USB NIC を使っている人は「sudo lshw -c Network」で eth1 とか ens01 とかデバイス名を探して「/etc/netplan/50-cloud-init.yaml」に使いたいデバイスに書き換えよう。
パッケージ足りない気味だけど、sshd は最初から入っているので、あとは ssh でつないでやればよい。

ということで、今回はここまで。