Mavic Mini とはなんなのか

https://www.dji.com/mavic-mini
ウワサのコレ出ましたねー。
アメリカ・中国の規制外となる 250g 以下におさえた。
日本は規制外となる 200g 以下にバッテリサイズを半減することで実現。
カメラは Osmo pocket を使いまわしかな。
上位モデルとの差別化のためか 2.7K に録画サイズは下げられてるが、まあ普通には困らない。
「免許がいらない」というのは非常に訴求力が高いので、たくさん売れて、たくさん問題発生しそうですね。
DJI はフライモアコンボを買うのが基本みたいなところがありますが、米国499ドルで同じのが日本は59400円。
バッテリ半減なのに随分値上がりするやんけ。
と思うが、その秘密はこのスペック表を見るとわかる。
https://www.dji.com/mavic-mini/specs

Operating Frequency
Model MT1SS5: 5.725-5.850 GHz
Model MT1SD25: 2.400-2.4835 GHz, 5.725-5.850 GHz

Transmission Power (EIRP)
Model MT1SS5 5.8 GHz: <30 dBm (FCC); <28 dBm (SRRC)
Model MT1SD25 2.4 GHz: <19 dBm (MIC/CE) 5.8 GHz: <14 dBm (CE)

どうも海外仕様(MT1SS5)は 5.8GHz を中心に構成してあり、4km のロングレンジが実現できるようだ。
日本仕様(MT1SD25)は 2.4GHz で出力も下げられ、2km とのこと。MICがそれ。2.4GHzが足されてる。

Max Transmission Distance (unobstructed, free of interference)
Model MR1SS5 5.8 GHz: 4000 m (FCC); 2500 m (SRRC)
Model MR1SD25 2.4 GHz: 2000 m (MIC/CE) 5.8 GHz: 500 m (CE)

安い海外版を買ってきて、DIPS申請すればいいじゃん or 屋内利用に限定すればいいじゃんと考えそうだが、そのままだと電波法違反。
日本版に海外バッテリを載せて DIPS申請は、改造機の扱いとなり、従来の DJI機とは違うめんどくささが予想される。
まあ手に入ったら、面白そうなので登録をやってみたいけど、それとは別に、アカウントやGPSでリージョンロックかけられる可能性もある。

ところで Mavic2用に使ってる、スマートコントローラーにつながるのだろうか。
https://www.dji.com/smart-controller
Android だからアプリ(今回新たに追加になった DJI FLY)を入れれば使えそうなものなのだが。
Mavic Mini 本体よりコントローラーの方が高くなるけど、アレ使い勝手が大変いいので。
それだとちょっとやる気が増す。どこかに情報ないかな。

あ、お買い求めでしたら、是非こちらまで。

https://ydsnet.shop-pro.jp/?pid=146544965

「JOKER」を観た

いかにして「無敵の人」ができていくか、というお話。

話題通りのすごさ。
シナリオがよく練られており、ちょっと何回か観たい感じ。
スピンオフというには、肉付けがすぎる内容だった。
いちおう「ゴッサムシティ」というファンタジーのはずだが、ファンタジーになってない。
かなり危うい。いっそ革命礼賛映画にしてくれれば。

「ゴッサムシティ」なので、キーとなる番組も「エド・サリバン・ショー」(61年〜71年)みたいな感じだった。シナトラとかな。
シド・ヴィシャスの「マイ・ウェイ」のオマージュかなってのもある。
階段のところ、ゲイリー・クリッターで踊りだすところなんてマジ最高だ。
そしてクリームの代表曲「ホワイトルーム」(68年)が印象的なシーンで使われる。
この歌詞は抽象的で、作られた時の意図とは違うかもしれないけど、今回の話にえらいことマッチする。
とにかく情報量が大変多い。でもネタはおっさん向けか。

最近似たようなのあったような・・・と思い出したのがタランティーノの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(長い・・こんな時こそ邦題の出番では)で、あの中ではマンソン・ファミリー(69年)がキーだった。
奇しくも同時期。
アメリカは69年あたりを境になにかがおかしくなったと感じているだろうか。
なにか共通の感情を感じる。

陰キャが陽キャを目指したらジョーカーになり、陽キャが陰キャを目指すとバットマンになるのか。
行動力伴っちゃうとどっちも迷惑・・。
とにかく観た人と話をしたいなと久々に思った映画。
おっさんのみんな、観ようぜ。

はじめてのChromebook

Chromebook は出たばっかの2014年から使ってて、それ以来布教活動を続けるも未だマイナーな存在。
最近ビックカメラとかで展示コーナーできたとか聞いて、ついにここまで来たかーと思っていた。
そちらで配布されているパンフレットが PDF で配布されているそうなので、興味のある方はチェック。
https://www.helentech.net/chromeos/2019/10/9873/
個人的にこういう視点での紹介は絶対できないので貴重な説明資料。

我が家はもちろん、実家にも複数 Chromebook あるのだが、たくさんある製品のおおよその傾向を説明してみる。
■基本的に安価で安普請なマシン多し
カッコイイ!とか、軽い!とかでなくとにかく質実剛健。
「こういうのでいいんだよ」という実用重視な地味目のランナップ。
あと教育機関向けとか。一括管理できるので導入も増えているようです。
小さいのとかタブレットもありますが、13インチとか14インチで 2kg ぐらいのが主力。
中華より、かつて主流だった韓国、台湾が元気。
Google のはカッコイイけど、お値段も Mac や Windows と変わらない。
コチラもOEM元は台湾っぽい。

■x86 と ARM がある
x86 の方がシングルスレッド速いので使った感じ軽い。
ただし ARM が主体の Android アプリで時折動かないものあったり。(スマホでもあったね)
そもそも Chromebook の Android アプリは ARM でも動かないものもあるので、まあ程度の問題。
ARM も Rockchip とかなので爆速というワケでもない。
新型を搭載したものも出てこない。32bit のままだし。
つまりどちらにしても現時点では微妙。x86がちょっと元気。

■その他、コアな人が気にしそうなところ
・Aの横 Ctrl にできます。
・Betaflight Configurator は複数バージョン混在可。(今4つ入れてる)
・BL_HELI_S Configurator も入ります。
・Android と Debian が利用可能。(一部制限あり)
・FPV FreeRider でプロポを USB 接続できます。
・PortForwarder 使うと Crostini の Debian から Tello を Python で制御できる。

■オススメ
主に最小セットの方向で。
メモリ4Gはあった方がいい。
ストレージはクラウド主体になるので少なくてもいい。
どうしても増やしたい時は SDカードの方が使い勝手いい。
USB Type-C 充電で、USB-A がついてて、HDMI の出力できるとベター。
液晶の解像度は程度の問題。
フリップスタイルができて、タッチパネル使えるとより便利。
ペン入力はあまり期待しない。

Chromebook は持ち運びにこそ価値がある。
1台目はムダにならない10~11インチクラスが狙い目。
ということで、古いけど ASUS の CP101A。
これ安くてバランスよくできた端末です。
あとは新しめで似たようなのというと C214。もってないけど。
ミルスペック対応で、防水(!)で頑丈だけどちょっと高くて、ちょっと重い。
このあたりがスタンダードかな。
私は US配列原理主義なので、米アマゾンから輸入ですが、上記モデルは日本版もあります。
おお調べていたら C214MA 欲しくなってきたな・・台風の中でキーボード叩きたい・・。

Pixelbook の Crostini で GPU が使える

5月頃からテストしてたアレがついに Stable に来たのか?

なんの気なしに apt したら、「crostini をアップグレードします」とダイアログが出た。
ベースを strech から buster に変えたのかなと思ったら、stretch の backport のまま。
upgrade するパッケージに「cros-gpu」の文字発見。
おおついに使えるようになったのか。

Crostini は LXD コンテナ技術で作られてて、これまで GPU アクセラレーションが効かなかった。
同様の方法で実装している Android は GPU 効いてるし、そのうち来るかなーと思っていたら来たようだ。
そうはいっても載っているのは i5-7Y57。弱い。
Steam からだと CS:Go とか Dota2 あたりは動くらしい。

新しい Chromebook はすべて Crostini 対応をうたっている。
Crostini は地味だけど、初心者がLinux環境使うのに便利。
人口の少なさゆえか、話題にしている人がほとんどいないが大きな進展。