ドローンを取り巻く難しさ

聞いた話だが。
多摩川で凧あげしている横で Tello 飛ばしていたら、パトロールのおじさんが、すぐバイクで来て注意されたとのこと。
凧あげはいいけど、小さなドローンはダメ。
本体は200g以下だし、一部は DIDエリア外になっている。
でもダメ。改正航空法だけだはダメなのだ。
こんな話は他にも聞いたことがある。
ちょっとまとめてみよう。

「DIDエリア」というのは、改正航空法でドローンを許可なく飛ばしちゃダメと言われているエリアのひとつで、国土地理院(国交省管轄だ)の「人口集中地区」による。
意外に雑把な決め方。
他にもいろいろ飛ばしちゃダメとか、配慮するとかあるのはコチラの「SORAPASS」というサービスが全方位徹底していてすごく便利。
https://www.sorapass.com/map/
便利というか、近くで手軽に飛ばせるところはないんだね・・という認識を与えてくれる。

じゃ改正航空法以外の規制ってなに。
例えば、東京都の管理する公園は、改正航空法によらず、条例によってどんなサイズのドローンも飛行禁止とされている。
都立公園条例の「管理に支障がある行為をすること」に該当するという判断。
許可制ですらない。
もちろん他人の土地の上で許可なく飛ばすのもダメ。(あたりまえか)

じゃ多摩川はどうなっているのか?
すごい調べている人がいた。
https://hanchan.jp/archives/10814
予想していたが、お役所が面倒事を持ち込んで欲しくない風。
まあ気持ちもわからんでもないが、とにかく禁止。

ドローンが流行る前、それこそ10年ぐらい前。
ラジコン飛行機とかに熱心な同僚がいたが、多摩川でラジコン飛行機を飛ばすときはチームを組まないと、操作している後ろから殴られたりとかあると言っていた。
そういう互助組織みたいなので、なんとか飛ばしていると。
お役所な法律とか条例に限らず、そうした感情的なものもあるようだ。
それでも飛ばせていたと思うが、きっと今はダメになった。
「ドローンは禁止」という認識が大多数だからだ。
そうした空モノの難しさ。
コンプライアンスの時代にあって、そういう指摘の声も大きそうだ。
そして確かにリスクはある。
そこへの対応は各人の配慮と保険しかない。

経産省や国交省などできるだけ締め付けをせず、産業への展開を図りたいように見える。
経産省はコチラ。
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/robot/drone.html
国交省はコチラ。規制緩和や事故情報の収集とかしたいようだ。
申請も電子化して増えているらしい。
http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html
が、世間的にはなかなか厳しい。
こういう状況では、日本メーカは産業用ドローンの開発とかには向かいにくいだろうなあ。
これって何かに似ていると思ったが MP3 プレーヤー。
アレも著作権的にどうだろうねと、みんなでお見合いしている間に iPod が黒船でやってきた。
ドローンは明らかに中国が進んでいるが、またまたリンゴ屋みたいなところが、いい感じのルンバみたいなドローン売り出して、一気に普及しちゃってなし崩しってパターンなのか。
似たような話が自動運転にもあった。
この手の話は「赤旗法」って言葉がよく出てくる。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20180406-00083664/
これじゃ日本はずっと後追いだよねえ。

なおドローンは、電波利用の話もあって、そっちは総務省。
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/drone/
「技適」など電波関係のコンプライアンスも話題になりがち。
Amazonで気楽に売られている中華ドローンは飛ばしてよいのか?
ここもいろいろあるので、また別の機会に。
画像の扱いについても総務省。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_02000185.html
こういう Ingress やポケゴーにあったような問題も多分に出てきそう。
もちろん警察庁も出てくる。これも200g以下とか関係なく制限できそうだ。
https://www.npa.go.jp/bureau/security/kogatamujinki/index.html

ということで、多摩川の例をあげて、ドローンを取り巻く難しさをまとめてみた。
どこで飛ばすんだ!という感じだが、まあ屋内なら自由に飛ばせる。
空モノなのに。
並べてみるとヘコたれそうだけど、「過剰なまでに法律を守る」というのが、現在の楽しみ方のようだ。
そんな貴族のジャンル。

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