U199でダクトフープという日本な提案

Mavic Mini も出てきて、規制のかからない200g未満(Under199g → U199)の議論も白熱しそうな今日このごろ。
特に飛ばす場所問題はいろいろあるだろうなあ。
自作機体的には 200g未満というカテゴリをもっと深耕すべきか。

米国や中国の規制外は250g以下。
おおよそ3~4インチぐらいの機体が、そのライン上にいる。
この250gは飛ぶものの総量となっている。
その根拠は、自由落下時の終端速度から、安全と見られる数字を割り出したものらしい。
3インチぐらいだと相当な速度(100km/h超)が出るので、直接ぶつかると終端速度以上の衝撃が出そうなものだが、まあそういうことになってる。
香港の暴動を撮影したのはそういう機体らしい。
https://www.youtube.com/watch?v=PCyrJTmUpNQ

いっぽうの日本は200g以下となっている。
Mavic Mini でもバッテリを減らすというウルトラCで切り抜けた。
こちらの根拠は、2015年の改正航空法ができるときに出たらしい。
一般的な空中を飛ぶ玩具として野球のボールがあり、その重量を参考に 200g と規程したとのこと。
調べてみると、野球の硬球は150g程度、ソフトボールが190g程度のようだ。
なるほど、ボールであれば速度もドローンと変わらないぐらいあるので、なんか説得力もある。
ただしこちらの制限は「飛ぶのに必要ないものはこれに含まない」ということになっており、米国や中国のような総量ではない。
最低限飛ぶのに必要なのは、フレーム、FC、ESC、モーター、プロペラ、バッテリ、レシーバ。
FPVカメラとVTXは判断が分かれそうだが、実際はこれないと飛ばせないので、個人ルール的には含むことにした。
その他の、プロペラガードや、撮影機材、NDフィルタや、LED照明など、取り外し可能なものは総量に含まなくてよい。

これらを踏まえて考えてみよう。
200g未満の機体は、なるたけペイロードを稼ぐ構成で作ると撮影機材を積み替えできて便利そうだ。
バッテリを増やして飛行時間を増やす選択もあるが、そもそも屋内は規制関係ないので、200g 超過しても問題ない。
規制のかかる屋外でも、飛行時間をギリギリ削減してでもペイロードあるほうが使い勝手が良いのではないか。

さて検討してみよう。
U199で馬力側にフルにふると3インチ/4Sとなってくる。
よくあるカーボンのダブルデッキフレームのものになるが、屋内での利用ではちょっとおっかないので、プロペラガードが必要。
そうするとけっこうデカくなる。逆に屋内での利用が限られてしまう。
それよりは、スラストを稼ぐためにプロペラガードを深くし、EDFのようなダクトファン形状のダクトフープがよさげ。
この場合のダクトはプロペラガードなので、重量に含まないという解釈。
ダクトは飛ぶ機能を向上させるが、飛ぶために必須でない。
新ジャンルなところもあり、一部部品は3Dプリンタで自作、プロペラは 4インチのものをダクトサイズにあわせて切るとか、そんな感じで敷居が高かったがそんな中、Donuts という安価なキットが最近流通しだした。
https://www.banggood.com/ja/Donut-3-Inch-140mm-Frame-Kit-MAMBA-F405-Mini-MK2-25A-ESC-GEPRC-SPEEDX-GR1408-3500KV-Motor-HQ-Prop-Duct-3-Cinewhoop-Propeller-Combo-p-1565155.html
これを使って組んでみた。

とりあえず素組の状態での重量確認したところ 252g であった。

先に設定した「飛行に必要なもの」まで減らしたところ 206g まで削減。

VTX とか、アンテナとか、カメラとか、各種ネジ(それなりに靭性の期待できるアルミビスを採用)とかを軽量なのに変更し、ようやく 200g未満達成。

安全装置(ダクト)とかつけると総量244g。

米国・中国でもここまではイケるね。
ショボイ FPV カメラがあるのみだけど。
これにモノを載せてもいいのは日本の法律。

ということで、Rylo を乗せて 381g。

飛ばしてみると、独特のクセがある。
さらに撮影機材を搭載すると重心も変わるので、練習とか設定とか必要そう。
横面の面積広いので、あたりまえだけど横風に弱い。
あたりまえだが、モノを乗せていないと音静か。

Runcum5(56g)とかも準備しているので、また進んだところでレポートします。
いろんなモノを乗せて実験できるのは日本ならでは。
うまく活用して、いろんな展開があることを期待している。