DJI Digital FPV System とはなにか

ウワサになってのが昨夜出てきた。

ページはこちら。日本にするとダメ(おま国)なので注意。
https://www.dji.com/fpv?from=store-product-page

「FPV」って単語の宣伝になるなあというのが第一印象。
VRでなくてARでなくてHMDでなくてFPV。みんな覚えてね!
これはなにかというと、デジタル画像転送システムと操作装置がセットになったもの。
7ms~28msの遅延で4kmまで飛ばせ、720p/120fps の映像が得られる。(各国の法律で使える範囲は様々)
従来方法と比較して、大変キレイな映像が遅延なく得られるのが特徴。
これまで DJI でもあった WiFi ベースのものは最新(Ocusync2.0)でも 120ms ぐらい。
FPVで操作をする場合は遅延の少なさが重要で、今回のこれは十分な性能。
加えてゴーグルはいちおう従来のアナログ映像も得られる。性能も従来どおり。
製品はプロポとゴーグルとドローン本体につける「Air Unit」(操作受信機/映像送信機/録画装置)の3点で構成されている。
現時点では Air Unit が大きいので、搭載ターゲットは 5インチクラスのフリースタイル機という感じ。
お値段820ドルは、買えるのならちょっと買うぞってレベル。

で、これありがちだが日本で売られない。
で、どうなってんだーみたいな話がチラホラ見える。
この手の話に多いのだが、携帯電話回線の5G(第5世代の意味で電波は6GHz超えたあたり)と、WiFiの5G(屋外利用ができないのがよく話題に)なんかとゴッチャになってるようだ。
私もこの界隈はにわかなので、間違えているところあるかもしれないが(勉強するので教えて)、わかっている範囲で説明してみる。

そもそも今回の製品はどういう無線方法を使っているか。
先程のページ一番下にある Notes に注目。(細かい話もここで確認できる)

[3] There are up to eight channels for DJI FPV Goggles depending on the region (FCC: 8, CE/SRRC: 4, MIC: 3). Each channel has a bandwidth of 20 MHz. The default channel is eight and only one pilot at a time is allowed to use this channel. Forgetting to change this channel can affect your connectivity when operating the FPV Air Unit. Channel eight can be changed manually to avoid interference from other devices. All channels operate under a 5.8GHz frequency.

電波技術的には 5.8GHz帯の狭域通信で構成している模様。
20MHz幅で8chとれるが、FCC(米)は8ch、CE(欧)/SRRC(中国)は4ch、MIC(韓国)は3ch しか使えない。
ウリ文句の4kmの伝達距離も、CEだと0.7kmとかある。
各国の法律でいろいろあるのだ。日本だとそのまま売れないということなのだ。

さて状況を確認してみよう。総務省のこちらのページが参考になる。
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/drone/
上のリンクにもあるが、日本では1次利用として ETC2.0 がかぶってたり、正直電波の取り合い。
真ん中あたりの 5.7G帯の絵がすごくわかりやすい。
やっぱ日本ムリなのーとなるが、アマチュア無線として2次利用なら使えそう。
実はこうした構成の製品は始めてでなく、AMIMON CONNEX ProSight HD つうのがあった。
https://sekido-rc.com/?pid=104732377
どれぐらい使えるのというのはもう少し情報が必要。
ハムバンド 5650~5850 をフルに使えると 8ch いけそう。
アナログVTXのF8Wだと40MHz離調だが、デジタルVTXは占有周波数帯域幅15MHz程度で DJI の説明にあるように 20MHz離調でイケるとなると、F3Fの場合と同じで 4~5ch 利用可能か?
このあたりは細かい仕様がないとわからない。

利用にあたってはアナログ 5.8G VTX と同様に、第3者機関による開設保証を取る必要があるだろうが、申請に必要な系統図の類を準備できるかが問題。
どこかの代理店が系統図セットでプレミア価格販売がありそう。
そうやっても業務利用には技適が必要。
来年4月に施行される技適緩和の対象になるかどうかは注目ポイント。

操作系も 5.8GHz なのかもしれないが、こちらの送信機を電波法的にどうするかはちょっと想像つかず。
操作系は別でもいいんじゃないかなあ。
Crossfireとかのほうがロングレンジ使えるし。
ということで、操作系が外れた第2世代を待つのもありだとは思った。

とまあ、こんな感じじゃないかと想像する。
間違いあったら教えて下さい。

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