5.8GHz VTX について

Tiny Whoop やる上で一番の障害は、5.8GHz の映像伝送にかかわる無線免許と無線局申請だと思う。
手間も金も時間もかかる。
http://www.jard.or.jp/warranty/drone/index.html
事情を知るにつれて、このあたりいろいろあることを知る。
代書屋みたいな商売の人もいるのも難しい。
申請方法より重要なのはその技術的内容の理解ではないか。
今回は技術的な側面から 5.8GHz VTX の系統図についてわかったことまとめてみたい。

Tiny Whoop に使われる小型 VTX は、よーく見るとだいたい同じ構成。
シカケ的には小型のFMラジオ局。
映像を扱うので周波数が制限のあるところ(5.8GHz)になっている。
具体的にはどういうことか。
RTC6705 という 5.8GHz の FMトランスミッターを 8MHz のオシレータで回し、パワーアンプ(これは製品によってマチマチだ)で増幅している。
RTC6705 にはカメラの画像入力と MCU が SPI というバスでもって接続されており、MCU でチャンネルや出力を物理ボタンで切り替えられる構成。
通常 48チャンネルぐらい使えるが、日本で利用可能なのは 7チャンネル。
系統図にはそれをちゃんと示す。
あとは電源。FC側にレギュレータがついて 5v の供給がよくあるパターンのようだけど、VTXにもレギュレータがついているようだ。
それはチップとかカタログスペックから読める。
JARDやTSSの保証では、法律内の周波数と出力に制限される配慮が確認できれば、許可を出しているようだ。
そのあたりを理解して、転がっている VTX 系統図を眺めると、おおよそ要求されていることがわかると思う。
とにかく申請許可に時間もお金もかかるのだけど、ちょっと興味出たので手に入ったものを回してみようかなーと考えている。
何個かやったら勘所もわかりそうだ。

最初にも書いたが、許可を取ってればOKかというと、そういうワケではなく、先駆者としてはなんでそんなめんどくさいことになっているのか、ということを理解することが重要かと思う。
それで許可を得たとしても「アマチュア無線」というくくりで「技術的興味を満たす研究目的」とされると、ドローンレースで高額賞金も出せない状況。
お金がでなければいいのか。その線引きは?
この運用はいろいろとムリがある。
個人的には将来的に 5.8GHz は使っていい帯域になる時代が来ると考えている。
グローバル的には 2.4GHz 並に使われているし、すでに日本の 2.4GHz は重なり過ぎ。
それが出力制限なのか、デジタル化の時なのか。はやければいいと思う。

そこらの流れもあり、今後は業務用5.8GHz運用も検討している。
なんせ「仕事」となると許してもらえるのがお役所。
現時点だと可能性のワクを広げるのに必要ではないか。
3級陸上特殊無線技士と産業VTXの確保に来週ぐらいからユルユルと動いてみるよ。
ドローンを取り巻く状況楽しいね。